- 代表取締役会長
平尾 一彌
- 代表取締役社長
二階堂 恭仁
北海道中央バスグループは、乗合バスを中心とした旅客自動車運送、建設、清掃・警備、不動産、観光・旅行、飲食、介護福祉、公衆浴場など、地域社会に密着した各事業を展開しております。
中核となる北海道中央バス株式会社が昭和18年(1943年)3月1日に、戦時統合令により誕生、創立して本年で80周年を迎えました。現在グループは16社で、バス事業にあっては“安全輸送と旅客サービスの提供”、その他の事業においても“安全・安心な商品・サービスの提供”を通じて地域社会と共に歩み貢献する企業集団として、連携し発展を図ることを、グループ経営の基本方針として歩んでまいりました。
当社グループを取り巻く経営環境は、令和2年に発生した“100年に一度のパンデミック”とも言われる新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受け、その対策として行われた人々の行動抑制と、それに伴う社会経済活動の停滞により、企業経営に大きな影響を被ることとなりました。また、人口減少が加速する中、バス利用者の減少とバス乗務員をはじめとする人手不足により、事業の運営が大変厳しい状況となっております。
当社グループは、コロナ禍後の人々の行動変容も含め、社会・経済状況が大きく変化し、厳しくまた難しい経営環境が続く中、経営環境の変化等による影響に対し、持続可能な経営体質を構築する必要があることから、グループの経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)の一層の活用と、進化するデジタル技術の活用を図ることによって、思い切った経営改革を推し進めてまいります。その実現のために、前例に捉われることなく柔軟に施策を実行し、利益を確保できる事業体質に再構築するとともに、企業価値の向上および創造に取り組んでまいります。
今後も、企業の責務としてゼロカーボン推進等環境問題に取り組んでいくとともに、「地域社会との絆」を深めながら、お客さまや株主、お取引先の皆さま等へ感謝し、社会から信頼され、持続する企業集団を目指します。
経営方針として、輸送の安全をはじめ、当社グループの全ての事業において「安全・安心な社会の実現」に向け、弛まぬ努力を重ね、事業の発展、躍進を遂げてまいります。
引き続き、皆さまのご支援と、ご愛顧をお願い申し上げます。
- 令和5年(2023年)11月