株主の皆様へ

株主の皆様には、平素より格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

当連結会計年度におけるわが国経済は、企業収益や雇用・所得環境が改善する中、緩やかに回復しました。道内の経済においては、個人消費が堅調に推移するとともに、観光需要が増加しました。
一方では、物価上昇や人手不足の状況が続いているほか、中東情勢の緊迫化による資源価格の高騰など、依然として不透明な状況が続いております。
このような経営環境の中、当連結会計年度は、別掲のとおりの業績となりました。

当社グループを取り巻く経営環境は、令和2年に発生した新型コロナウイルスの世界的感染拡大を受け、 その対策として行われた人々の行動抑制と、それに伴う社会・経済活動の停滞により、企業経営は大きな影響を被ることとなりました。 また、人口減少が加速する中、バス利用者の減少とバス乗務員不足により、バス路線の廃止・減便を余儀なくされ、大変に難しく、厳しい状況が続いております。

コロナ禍を経て変化したバス事業の役割と使命に対応し、持続可能なバス事業経営を行うため、令和7年2月、 『第二の創業』の位置付けで、「経営改革対策本部」を立ち上げ、取組みを進めております。
私共が経験したのことのない、社会の大きな変化に対し、民間事業者として自律した経営を目指すため、グループの保有する経営資源(ヒト、モノ、カネ、情報)の一層の活用と、 AIを含めた情報技術の活用を推進することによって、大胆に、思い切った経営改革を推し進め、揺るぎのない事業体質に再構築し、企業価値の向上及び創造に取り組んでまいります。

経営方針として、輸送の安全をはじめ、当社グループの全ての事業において「安全・安心な社会の実現」を最優先に、弛まぬ努力を重ね、事業の発展、躍進を遂げてまいります。
また、企業の責務として環境問題に取り組んでいくとともに、「地域社会との絆」を深めながら、お客さまや株主、お取引先の皆さま等へ感謝し、社会から信用される、”地域と共に歩む企業集団”を目指します。

株主の皆様におかれましては、今後とも一層のご支援、ご協力を賜りますようお願い申し上げます。

令和8年9月

代表取締役社長 二階堂 恭仁

北海道中央バスグループ概要

数字で見る北海道中央バスグループ

連結業績ハイライト

売上高

38,384百万円

営業利益

2,651百万円

経常利益

2,987百万円

当期純利益

2,780百万円

主要事業の営業概況

旅客自動車運送事業

売上高 19,796百万円(前期比782百万円増 4.1%増)

乗合運送事業は、人員不足により札幌地区を中心に路線の廃止、減便を実施しましたが、令和6年12月1日に実施した札幌市内線などの運賃改定の効果があり、増収となりました。また、新千歳空港連絡バスにおいて、札幌都心と空港を結ぶ路線の増便や小樽と空港を結ぶ路線の新設により、増収に努めました。

貸切運送事業は、修学旅行の取り扱いが増え、増収となりました。

建設業

売上高 12,496百万円(前期比1,920百万円増 18.2%増)

建設業は、道内の公共投資が底堅く推移し、民間設備投資が増加する中、受注高、完成工事高ともに増加しました。

清掃業・警備業

売上高 3,705百万円(前期比199百万円増 5.7%増)

清掃業・警備業は、新規物件を受注したことなどにより、増収となりました。

不動産事業

売上高 819百万円(前期比3百万円増 0.4%増)

不動産事業は、賃貸料の見直しなどにより、増収となりました。

観光関連事業

売上高 3,154百万円(前期比237百万円増 8.1%増)

ニセコアンヌプリ国際スキー場は、外国人利用客が堅調で、ゴンドラなどの索道部門、飲食部門とも好調に推移しました。

ニセコ温泉郷「いこいの湯宿いろは」は、繁忙期の宿泊料金や日帰り入浴料金を改定し、増収に努めました。

小樽天狗山スキー場は、映画のロケ地となったことによる知名度向上やメディア露出による集客効果が続いております。

砂川ハイウェイオアシス館は、イベントを開催するなど集客に努めました。

ワイン&カフェレストラン「小樽バイン」は、宴会スペースを新設し、宴会プランを新たに取り入れるなどリニューアルオープンしました。

旅行業は、町長がガイドを務める地域と連携したツアーなどを実施し、増収に努めました。

その他の事業

売上高 2,876百万円(前期比240百万円増 9.1%増)

物品販売業は、商品の取り扱いが増加しました。自動車教習所は、普通車及び中型車の入校生が堅調に推移したほか、高齢者講習の受講者が増加しました。介護福祉事業は、入居者が増加しました。

トピックス

働きやすい職場環境づくりの推進

当社は安定した雇用確保のため、社員の働きやすい職場環境づくりを進めています。施設面では休憩室の改修を順次進めており、札幌市内の北7条休憩室を「やすらぎ」をテーマに一新。札幌北営業所には、個室に近い環境で落ち着いて過ごすことができるカプセルベッドを初導入しました。また、慢性的な住宅不足が問題のニセコエリアには、通年雇用社員の確保による安定した事業運営の基盤作りを目的に、当社グループ社員用の社宅を新設しました。

「やすらぎ」をテーマに一新された乗務員休憩室
「やすらぎ」をテーマに一新された乗務員休憩室
札幌北営業所に導入されたカプセルベッド
札幌北営業所に導入されたカプセルベッド

空港連絡バスの輸送力を強化

新千歳空港における、昨今の航空需要の高まりを受け、新千歳空港連絡バスの輸送力の強化を図っています。お客様からのご要望にお応えし、令和7年4月に札幌都心部と空港とを結ぶ路線を増便、また、小樽と空港をダイレクトに結ぶ路線の運行も開始しました。さらに令和8年4月にも、札幌都心線、麻生・北24条線、宮の沢線、小樽線の各便を増便しています。

新千歳空港連絡バス
新千歳空港連絡バス

バス乗務員用保護メガネを導入

当社を含むグループバス4社は令和6年11月、バス乗務中の乗務員の「視認性向上」及び「疲労軽減」による安全性の向上を図るため、保護メガネ(偏光サングラス)を導入しました。今後もより安全な運転環境づくりを目指してまいります。

保護メガネの着用イメージ
保護メガネの着用イメージ

ワイン&カフェレストラン 小樽バイン「小樽おもてなし認証」取得

小樽バインは令和7年7月、「小樽らしさを強みに顧客体験価値を高められるサービス提供者」として、「令和7年小樽おもてなし認証」を取得しました。地元食材などを生かした小樽らしさ、サービス品質などが評価されたもので、当社グループでは令和6年の小樽ターミナル、小樽天狗山ロープウェイに次ぐ3施設目の認証取得となりました。

小樽芸術村で行われた認証式
小樽芸術村で行われた認証式
地元の食材を生かしたメニュー
小樽バインでは地元の食材を生かしたメニューを提供

プロスポーツチームとの取り組み

当社は、北海道を拠点とするプロバスケットボールチーム「レバンガ北海道」や、プロサッカーチーム「北海道コンサドーレ札幌」と連携し、「スポーツをツールとした地域活性化」に取り組んでいます。オフィシャルサプライヤーとして、バスターミナルへの広告掲載、ラッピングバスの運行や冠試合の開催など多角的に連携を強化することで、さらなる地域貢献・社会貢献を果たし、地域に愛される企業グループを目指し取り組みを続けてまいります。

レバンガ北海道のラッピングバス
レバンガ北海道のラッピングバス

関連事業のご案内

ニセコアンヌプリ国際スキー場

株主優待割引利用券(50%割引券) 対象施設

ニセコアンヌプリ国際スキー場は、ニセコ連峰の主峰、ニセコアンヌプリの南斜面に位置し、広大でなだらかな斜面が続くファミリーに人気が高いスキーリゾートです。ニセコ地区では海外資本の参入も活発化しており、豪州、欧米のほか東南アジア方面からの来場者も増加し、世界に誇れるスキーリゾートに変貌を遂げています。また、アンヌプリゴンドラは夏から秋の紅葉シーズンにかけて運行しており、蝦夷富士と呼ばれる羊蹄山、洞爺湖や噴火湾など雄大なパノラマを望めるほか、登山やトレッキングも楽しむことができます。ゲレンデには、マウンテンバイクのダウンヒルコースを開設し、冬だけでなく四季を通じてお楽しみいただけます。

  • ■所在地:虻田郡ニセコ町字ニセコ485番地
  • ■お問い合わせ先:0136-58-2080
ニセコアンヌプリ国際スキー場

レストラン ヌックアンヌプリ

株主優待利用券(1,000円券) 対象施設

ニセコアンヌプリ国際スキー場に併設の「レストラン ヌックアンヌプリ」では、地元農家・牧場・企業から仕入れた食材をメインに、地産地消・地域還元をモットーにシーズン毎にバラエティに富んだメニューをご用意し、お客様のご来店をお待ちしております。

  • ■所在地:虻田郡ニセコ町字ニセコ481番地
  • ■お問い合わせ先:0136-55-6685
レストラン ヌックアンヌプリ

ニセコ温泉郷 いこいの湯宿 いろは

株主優待利用券(1,000円券) 対象施設

ニセコアンヌプリ国際スキー場に隣接する「いこいの湯宿 いろは」は、天然保湿成分豊かな美肌の湯が自慢です。また、和と洋が調和したモダンな雰囲気を楽しむことができ、地元食材を使った四季折々の料理をご用意。喧噪から離れた自然の中で、静かにゆっくりとお過ごしいただけます。全室にWi-Fiを完備し、ワーケーションの対応も可能です。皆様のご来館をお待ちしております。

  • ■所在地:虻田郡ニセコ町字ニセコ477番地
  • ■お問い合わせ先:0136-58-3111
いこいの湯宿 いろは いろは膳

小樽天狗山ロープウエイ・スキー場

株主優待割引利用券(50%割引券) 対象施設

標高532.4mの小樽天狗山は、小樽のシンボル的な存在であり、四季折々の魅力が詰まった絶景スポットです。山頂展望台からは、昼間は小樽市街や港、日本海の壮大な景色を一望でき、夜は北海道三大夜景の一つである美しく輝く夜景と、星空を堪能できます。山麓から山頂まではロープウエイ乗車約5分で、手軽にアクセス可能です。夏には「天狗山スライダー」や「TENGUUジップライン」「TENGUU熱気球」、さらにはシマリスとのふれあいが楽しめる「シマリス公園」など、多彩なアクティビティで充実した時間を過ごすことができます。また、屋内から絶景を望む「TENGUU CAFÉ」では美味しい食事やドリンクを堪能できるほか、天狗山限定商品や地元工芸作家の作品を揃えたSHOPも必見です。冬は初心者から上級者まで楽しめるスキー、スノーボードのコースがあり、山麓スノーパークではソリ遊びもできます。映画「Love Letter」やNetflixドラマ「First Love 初恋」のロケ地としても知られ、国内外から多くの観光客が訪れる人気スポットです。

  • ■所在地:小樽市最上2丁目16番15号
  • ■お問い合わせ先:0134-33-7381

砂川ハイウェイオアシス館

株主優待利用券(1,000円券) 対象施設

道央自動車道砂川サービスエリアに直結した砂川ハイウェイオアシス館は、観光客も地元客も気軽にご利用いただける施設です。館内では、空知の新鮮野菜などを集めた産直市場「空知の産直そらいちマーケット」、空知の食材を使用したレストラン「レストランおあしす」、北海道のお土産品を取り扱っている「オアシスプラザ」、米粉ピザ・ジェラートが人気のファストフード店「オアシスキッチン空の森」、地元のお菓子店「北菓楼」が営業しています。また、2階では、屋内遊具広場を開設し好評をいただいております。ご利用は高速道路・一般道どちらからもご入館でき、高速道路を利用した場合は、一般道に降りることなくお帰りいただけます。

  • ■所在地:砂川市北光336番地7
  • ■お問い合わせ先:0125-53-2460
砂川ハイウェイオアシス館
空知の産直 そらいちマーケット

ワイン&カフェレストラン 小樽バイン

株主優待利用券(1,000円券) 対象施設

小樽市の歴史的建造物に指定されている当社本社の建物を活用した店舗で、小樽の栄華の歴史に思いを馳せながら、旬の地場食材を使ったシェフこだわりのメニューと道産ワインのマリアージュを楽しむことができます。小樽運河そばの運河店では、北海道内のワインやお土産を豊富に取り揃えています。

  • ■所在地:小樽市色内1丁目8番6号(日銀金融資料館斜め向かい)
  • ■お問い合わせ先:0134-24-2800
小樽バイン

湯めごこち 南郷の湯

建物外観は、明治45年建造の当社本社をイメージ。4つの浴槽が並ぶ内風呂では、ゆったりとご入浴をお楽しみいただけます。露天風呂には、日本情緒を感じる2つの浴槽。心地よい風を感じながら入るお風呂は、「湯めごこち」。ご家族皆様でお越しください。

  • ■所在地:札幌市白石区南郷通14丁目北3番地
  • ■お問い合わせ先:011-846-4126
湯めごこち 南郷の湯

サービス付き高齢者向け住宅 マイラシーク塩谷/マイラシーク南郷/マイラシーク手宮

マイラシークライフサポート株式会社が運営する3棟のサービス付き高齢者向け住宅は、介護サービス事業所を併設した高齢者向けの賃貸住宅です。「自分らしく生きるいつまでも安心の“わが家”」の共通コンセプトに基づき、お住まいの皆様が毎日心豊かに安心して暮らし続けられるサービスの提供に努めています。「マイラシーク南郷」は、クリニックを併設し、定期巡回・随時対応型訪問介護看護の24時間サービスを提供する介護・医療連携体制を整えた高齢者住宅として、「マイラシーク塩谷」「マイラシーク手宮」は、特定施設入居者生活介護事業所としての指定を受け、それぞれ「終生の住まい」に相応しい特色を備えております。

  • (マイラシーク塩谷)
  • ■所在地:小樽市塩谷2丁目2番21号
  • ■お問い合わせ先:0134-64-1185
  • (マイラシーク南郷)
  • ■所在地:札幌市白石区南郷通14丁目北3番20号
  • ■お問い合わせ先:011-866-0800
  • (マイラシーク手宮)
  • ■所在地:小樽市手宮2丁目1番1号
  • ■お問い合わせ先:0134-61-1550
マイラシーク手宮

安全・安心への取り組み

北海道中央バスグループは、「人命尊重・安全最優先」の理念のもと、運輸安全マネジメントに基づき安全管理体制を整備し、目標を定めてPDCAサイクルを活用して改善を続けています。

運輸安全マネジメント

運輸安全マネジメント制度に基づき、当社並びにグループバス会社では安全方針を定め、「人命尊重・安全最優先」の理念のもと、安全管理体制の構築、輸送の安全性の向上に取り組んでおります。
また、毎年「輸送の安全に関する目標」を策定し、計画、実行、評価、改善のPDCAサイクルを活用しながら、目標達成に向けさらなる安全意識の向上に努めております。

当社安全方針

安全教育

お客様に安全・安心なバスを提供できるよう運転技能や接遇サービスの向上を目的とした安全教育を実施しているほか、全バス乗務員に対し年3回以上の車両火災対応訓練を実施する等、重大事故想定訓練も実施しております。当社グループの中央バス自動車学校での研修を、新規採用時から隔年で勤続年数別に継続して実施、また、各営業所においてドライブレコーダーの映像を活用した指導を行い、乗務員の安全運転やサービスの習熟度向上を図っております。

ランダム信号機を使用したブレーキ・反応訓練

具体的な事故防止・安全対策例

交差点右左折時一旦停止
(最徐行)ステッカー
非常停止ボタン
バス車内床面に貼付した
注意喚起ステッカー
運賃表示器(OBCビジョン)
による注意喚起

環境・人材・地域との取り組み

環境活動への取り組み

グリーン経営認証の取得

下記営業所が交通エコロジー・モビリティ財団による「グリーン経営認証」を取得しています。なお、各営業所は、初年度登録から10年継続して認証を取得したため、永年登録事業所として表彰されています。

  • ・北海道中央バス
    • 真栄営業所、西岡営業所、石狩営業所、大曲営業所
  • ・ニセコバス
    • 本社営業所
  • ・札幌第一観光バス
    • 本社営業所
  • ・空知中央バス
    • 深川営業所

地域社会と一体となった環境保護活動

北海道中央バスでは、毎月5日と20日を「環境推進日」、また、北海道中央バスグループでは、毎年4月20日と10月20日を「中央バスグループ・クリーンアップデー」として、各地域で事業所周辺の清掃活動などを行っています。

また、地域や各種団体が開催する清掃活動や植樹会などにも参加しています。

社会貢献活動への取り組み

乗車マナー教室、職場体験学習などの実施

北海道中央バスグループは、地域社会の一員であることを強く意識し、社会貢献活動に積極的に取り組んでいます。幼稚園児や小中学生を対象にした乗車マナー教室や職場体験学習、また、ご高齢の方へのバス車内事故防止の呼びかけなどを各地域で実施しています。

働きやすい環境づくりの取り組み

各種認定・認証の取得

北海道働き方改革
推進企業認定制度

働き方改革に積極的に取り組む企業を、その取り組みの段階に応じて北海道が認定

シルバー認定企業
  • 北海道中央バス・
  • 泰進建設・藤信建設
ブロンズ認定企業
  • 勝井建設工業・
  • ダイヤ冷暖工業・
  • 中央バス自動車学園
ホワイト認定企業
  • ニセコ観光開発
札幌市ワーク・ライフ・
バランスplus企業認証

ワーク・ライフ・バランスと女性の活躍に積極的に取り組み企業を札幌市が認証

認証企業
  • 北海道中央バス
  • 泰進建設
  • ダイヤ冷暖工業
運転者職場環境良好度
認証制度

自動車運送事業者において運転者の職場環境について一定の基準を満たしている企業を国交省指定の(一財)日本海事協会が認証

2つ星認証企業
  • 北海道中央バス
  • ニセコバス
  • 札幌第一観光バス
  • 空知中央バス
くるみん認定

仕事と子育ての両立に積極的に取り組む企業を厚生労働省が認定

1つ星認証企業
  • 泰進建設

女性活躍促進

当社は、女性社員が“働きがい”と“やりがい”をもって、“働きやすい”職場環境の中で安心して働き、その能力が最大限に発揮されるよう、必要な施策の検討及び取り組みの推進を図っています。

株主優待制度

北海道中央バスでは、株主の皆様に向けて、保有株式数に応じた株主優待制度を設けています。

最新の優待内容・利用条件は、株主優待ページをご確認ください。
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